「数撃ちゃ当たる!コオロギまみれの大試食会!」の効果

先日とある方からブックマークとコメントをいただいた。

それは拒食への対処法であり、非常に有用かつ新たな気付きをもたらしてくれた。

ここで礼を述べたいと思う。

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先日投稿したように我が家のアシダカグモの拒食に悩まされていた。

そこで「数撃ちゃ当たる!コオロギまみれの大試食会!」を決行したわけだが、果たして効果はあったのか? というところである。

結論から言うとある程度ではあるが効果はあったと思われる。

昨日の夜にYoutubeで、生放送の切り抜きを見ながらうとうとしていたところ蜘蛛の攻撃と思しき破裂に近い音を聞いたのである。

そして、朝起きて確認してみたところMサイズのコオロギは減っていなかったが、Sサイズのコオロギが体感で何匹かいなくなっていた。

15匹を放したはずだが、見た限りだと10匹前後しかいなくなっていたのである。

ただ、Mサイズのコオロギは減っていなかったため、単純にエサが大きすぎたのが拒食の原因かもしれない。その場合拒食ではなく、不適切な大きさの餌を与えてしまったところに大きな原因があるだろう。

この結果と前述のコメントから考えられる拒食についての推測は以下である。

この個体は宮崎から送られてきたため衰弱していた。さらに幼体であったためその衰弱具合は成体の蜘蛛より大きかった。そのため大きなコオロギは手に余った。

ということである。

そこである疑問がわいた。

それは、アシダカグモは果たして本能的なハンターなのだろうか?

ということである。

例えば鷹はもともとハンターではなく、親鳥から小動物の狩猟を習うのは有名である。あくまでブログなので参考文献は省略する。申し訳ない。
これをアシダカグモに置き換えると、親蜘蛛から習うことはなくとも、最初からハンターではなく、膨大な失敗と経験から後天的にハンターになるという仮説である

これを想起させる理由は二つある。

一つは一度に産まれる量である。

アシダカグモは一度に大量の卵を産んで、数百匹という子蜘蛛が生まれるが、肉食かつ巨大になるこの蜘蛛が果たしてそれほど大量に生まれる必要はあるのかということである。

確かに自然界に天敵は多い。

それは鳥であったり、猫であったりと多様である。そのため食べられる子蜘蛛は限りなく多い。そのため一匹でも多く大量の子供を残す。むろんそれも理由の一つであり、極めて納得のいく良質な仮説であることを否定はしない。

しかし、本能的なハンターではなく後天的なハンターであるならば、子供のころにエサにありつけず、死んでいく子蜘蛛は必然多くなる。そのため大量の子蜘蛛を残すというのは納得がいかないだろうか? ということである。

そしてもう一つは、本能がどこまでプログラムできるのかということである。鷹は前述したとおり生まれながらのハンターではない。つまり、鳥のような高等な生物でもハンティングという高度な行為は、本能にプログラムするのは困難を極めるということである。それを果たして鷹と比べて圧倒的に脳の小さい蜘蛛が可能か? というところに少々疑問を覚えた。

これはあくまで個人的な感想をもとにした仮説ではあるが、頭の片隅にでもおいておいてもらえると嬉しい

ちなみにエサについてもあくまで体感であり、正確な情報ではないことを留意していただきたい。

以上。