アシダカグモの購入と拒食
宮崎のとある方からアシダカグモを購入した。
購入しなくても捕まえればいいことはよくわかっているが、この家にはめったに現れないのである。そのため、金の力を利用せざるを得なかった。
今後始まる実験の第一歩としても、非常に有用な個体となるだろう。
閑話休題。
足を広げて6㎝程度でおそらく幼体のメスであろうこの個体は、絶賛拒食中?である。
0.5~1㎝程度のコオロギを与えているが、なかなか食べてくれない。
時々ごそごそと動いていて、食べようとはしているようだが、なかなかに食べてくれない。
さて、ここで食べない理由はいくつか考えられる。
⓵移動による疲れ
速達であれ、宮崎から長距離を移動したためストレスと疲れで拒食になっている可能性がある。この可能性は第一であろう。
②脱皮前
脱皮前であるため拒食になっているという仮説である。
とは言っても(⓵と共通ではあるが)食べようという動きや攻撃は行っている。
そのため脱皮前というのは外れると考えられる。
③コオロギが大きすぎる
足を広げて6㎝のアシダカグモに対して1㎝弱のコオロギは大きすぎるのではないかという仮説である。しかし、自然界では成虫のアシダカグモがほぼ同じ大きさのゴキブリを食べる様子などがYoutube上に散見される。そのためこの説は薄くなるが、下の可能性と合わせて有力な説になるかもしれない。
④単純にハンティングが下手
上述した下の可能性というのがこれである。この理屈は現在観察される個体の様子から最も有力であろう。前述したとおり、ごそごそと動いて攻撃する様子はあれど、食べることができていない。そしてまだ生まれて間もない幼体なこともあってかハンティングが若干苦手なのかもしれない。さらに1㎝弱のコオロギは少々荷が重いのかもしれない。明日ペットショップにコオロギのSサイズが入荷するため、そちらを与える実験をしようと思う。
個人的には③と④を組み合わせた、
「ハンティングが下手で、コオロギが大きすぎる。」
というのが理由だと考えられる。
以上が現在考えられる理由である。
何かほかに考えられる理由があれば、無知な私にコメント欄で教えていただきたい。